トイロライフのサービスが5月より福利厚生制度「ベネフィットステーション」でご利用いただけるようになりました。
ご利用方法は簡単!
①ベネフィットステーションにログインし「トイロライフ」または「24003332」と検索しコードを確認。
②申込フォーム入力の際にコードを入力していただくか、お電話でお申込みの際にコードをお伝えいただく。
詳しくはこちらの画像をクリックいただくとベネフィットステーションのサイトに移動します。⇩
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幻視とは、実際には存在しないものが見える現象のことを指します。特に高齢者や認知症を患う方に多く見られる症状であり、本人にとっては非常にリアルな体験となります。適切な対応をすることで、本人の不安や混乱を和らげることが可能です。本稿では、幻視への対応方法について解説します。
幻視は、さまざまな形で現れることがあります。具体的には、以下のような例が挙げられます。
これらの幻視は、本人にとって非常にリアルに感じられるため、驚きや恐怖、不安を引き起こすことがあります。
幻視の原因はさまざまですが、主に以下のような要因が関係しています。
(1) 認知症 レビー小体型認知症(DLB)では、比較的初期の段階からリアルな幻視が現れることが多いとされています。特に人物や小動物の幻視が典型的な症状として知られています。
(2) 精神疾患 統合失調症やうつ病などの精神疾患に伴い、幻視が発生することがあります。精神疾患の場合は、幻視とともに幻聴や妄想などの症状も併発することが多いです。
(3) 薬の副作用 抗不安薬や睡眠薬、抗精神病薬、抗てんかん薬などの一部の薬剤は、幻視を引き起こす可能性があります。薬の影響が疑われる場合は、医師に相談することが重要です。
(4) 視覚障害 視覚情報の処理がうまくいかない場合にも幻視が発生します。例えば、チャールズ・ボネット症候群では、視力が低下した人が実際には存在しない映像を視覚的に知覚することがあります。
(5) 睡眠障害や極度の疲労 極端な睡眠不足や強い疲労により、意識がもうろうとする状態では幻視が現れることがあります。また、睡眠時幻覚(入眠時・覚醒時幻覚)として、寝入りばなや目覚めた直後に幻視を経験することもあります。
(6) 神経疾患や代謝異常 パーキンソン病や脳卒中、てんかんなどの神経疾患、または低血糖や肝性脳症などの代謝異常が原因となることもあります。
幻視を訴える本人に対して、「そんなものは見えない」「嘘をついているのではないか」と頭ごなしに否定することは避けましょう。本人にとっては実際に見えているため、否定されることで不安や孤独感が増す恐れがあります。まずは、本人の話に耳を傾け、「そうなんだね」「どんなふうに見えるの?」と共感を示すことが大切です。
幻視の内容によっては、本人が恐怖を感じたり興奮したりすることがあります。落ち着いてもらうためには、優しく声をかける、手を握る、穏やかに接するなど、安心感を与える対応が有効です。また、本人が嫌がるものが見えている場合は、「大丈夫、今片付けるね」と言いながら、何かを払う動作をすることで安心させることができます。
幻視は暗い場所や見間違えやすい環境で起こりやすいため、部屋の照明を明るくし、整理整頓を心がけることが重要です。具体的には、以下のような工夫が有効です。
幻視が頻繁に起こる場合や、本人の生活に支障をきたすようであれば、医療機関への相談が必要です。精神科や心療内科では、幻視の原因となる疾患の診断・治療が可能です。特にレビー小体型認知症では幻視が典型的な症状として現れることが多いため、適切な診断を受けることが重要です。
認知症の治療薬や抗不安薬、睡眠薬などの副作用として幻視が現れる場合があります。もし服用中の薬の影響が疑われる場合は、自己判断で中止せず、医師に相談することが望ましいです。
幻視は、本人にとって現実そのものとして認識されるため、適切な対応が求められます。否定せずに受け入れ、安心感を与え、環境を整えることで、本人の不安を軽減することができます。また、頻繁に幻視が現れる場合には、専門医に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。家族や介護者が正しい対応を心がけることで、本人の生活の質を向上させることができるでしょう。
窒息は、気道が異物によって塞がれ、呼吸ができなくなる状態を指します。適切な対応を迅速に行うことで、重篤な後遺症や死亡を防ぐことができます。窒息時に訪問介護士や訪問看護師、ご家族はどのように対応したらよいのでしょうか。特に乳幼児や高齢者は窒息のリスクが高いため、対応方法を理解し、常に備えておくことが重要です。
窒息の早期認識が重要です。以下のような兆候が見られた場合、速やかに対応を開始しましょう。
患者が窒息していることを速やかに確認し、周囲に助けを求めます。ナースコールや救急対応システムを活用し、医療従事者へ連絡します。
患者が自力で咳をしている場合は、そのまま咳を続けさせます。強い咳ができる場合は、異物が自然に排出される可能性があります。
咳で異物が取り除けない場合や重度の窒息が疑われる場合は、以下の方法を行います。
意識を失った場合、速やかに心肺蘇生(CPR)を開始します。
異物が除去された場合でも、腹部突き上げ法による内臓損傷の可能性があるため、医師の診察を受けることが推奨されます。
窒息は一刻を争う事態です。早期認識と適切な処置を行うことで、救命率を向上させることができます。日頃から緊急対応の訓練を行い、万が一に備えましょう。
背抜きとは、電動ベッドなどで背を上げた際や、移乗・体位変換後に生じる皮膚や筋肉の圧迫感・違和感を取り除くケア方法です。ベッドと体の間にできるずれを解消し、シーツや衣類のしわを整えることで、圧迫を軽減し快適な姿勢を維持することができます。
長時間同じ姿勢を続けると血行不良が起こり、褥瘡が発生しやすくなります。特にベッドの背上げ時に生じる「ずれ力」は、仙骨部やかかとに強い圧力をかけるため、適切な背抜きを行うことで圧力を軽減し、褥瘡予防に役立ちます。
背抜きをしないと、不自然な体勢になり、誤嚥のリスクが高まることがあります。姿勢を整えることで、安全に食事をとることができ、誤嚥性肺炎のリスクを低減できます。
ベッドの背上げや体位変換時に、シーツや衣類のしわが圧迫感を生じさせます。背抜きを行うことで、これらの違和感を解消し、より快適な状態を維持できます。
背抜きを行う際、介護者と要介護者双方の負担を軽減するため、以下のような介護用品が活用できます。
背抜きは褥瘡予防に効果的な方法であり、姿勢を整えることで誤嚥リスクの軽減や快適性の向上にも寄与します。寝たきりの方や電動ベッドを使用する場合には特に重要なケアとなります。背抜きだけでは十分な血流改善ができない場合もあるため、マッサージや体位変換と組み合わせることが推奨されます。
高齢者の中には食事中にむせることが少なくありません。むせの頻度が増えると、誤嚥や肺炎のリスクも高まります。本記事では、むせの原因を理解し、食事の工夫をすることで、安全に食事を楽しむ方法を紹介します。
1. 誤嚥 飲食物が誤って気管に入ることを誤嚥といいます。気管に入った異物を排出しようとする反射が「むせ」です。
2. 喉頭侵入 声帯より手前の気管近くに飲食物が入ってしまう状態です。誤嚥ほどではないものの、むせを引き起こします。
3. 咽頭残留 嚥下後も咽頭に食べ物が残ることがあります。これが原因でむせることがあります。
むせる食品を完全に避けるのではなく、調理法を工夫し、食べやすくすることが重要です。
むせやすい食品 | 原因 | 対応策 |
---|---|---|
水、お茶、みそ汁、ジュース | サラサラした液体でまとまりにくい | とろみをつける、ゼリー状にする |
雑炊、高野豆腐、フルーツ | 液体と固形物が混ざっている | とろみをつける、ペースト状にする |
ひき肉、かまぼこ、みじん切り野菜 | パラパラしてまとまらない | とろみをつける、つなぎを利用する |
きな粉、粉砂糖 | 粉が喉に張り付く | 水分と混ぜる |
酢の物、柑橘系フルーツ | 酸味が喉を刺激する | 酸味を薄める、ゼリーにする |
熱いお茶、味噌汁 | 湯気が喉を刺激する | 冷ましてから飲む |
麺類 | 噛み切れない・汁がサラサラ | 短く切る、とろみのあるつゆに絡める |
焼き芋、パン類 | パサパサして喉に詰まりやすい | バターやマヨネーズを加える、スープと一緒に食べる |
シチューやカレー、あんかけなど、とろみのある料理を活用すると、家族と同じ食事を無理なく楽しめます。
市販のとろみ材を利用することで、手軽に飲み物や食事にとろみを加えられます。
適切なとろみをつけるためには、ダマができないように混ぜることが重要です。
注意!
食べる量が減ると体力が低下し、さらに食欲が落ちるという悪循環に陥りがちです。適切な食事と運動を心がけましょう。
適度なとろみがついた食品や、歯茎でつぶせる柔らかさの食品を取り入れることで、食事のバリエーションが広がります。
最近では、事前に連絡をすれば嚥下困難な方向けのメニューを提供するレストランも増えています。家族や友人との外食を楽しむことで、社会とのつながりを保ちましょう。
おせち料理やケーキなど、伝統的な料理を食べやすい形で提供するお店もあります。特別な日には思い出とともに食事を楽しみましょう。
むせや誤嚥を防ぐためには、食事の工夫と正しい食べ方が重要です。食事は栄養を摂るだけでなく、家族や社会とのつながりを深める大切な時間です。食べやすい食事を工夫しながら、毎日の食事を楽しみましょう。
日常生活の中で、着替えをする場面は多くあります。しかし、高齢者の中には、さまざまな理由から着替えを拒否することがあります。その結果、ご本人やご家族にとって負担が大きくなることも。本記事では、着替え拒否の原因とその対策について詳しく解説します。
着替えはプライベートな行為であり、認知機能を必要とする複雑な作業です。例えば、パジャマのままで過ごしたり、外出着と部屋着の区別がつかなくなったりすることが、認知症の初期症状として現れることがあります。
また、他人に手伝われることが自尊心を傷つける場合も。子ども扱いされているように感じ、拒否反応を示すことも少なくありません。そのため、言葉遣いや態度に注意しながら、尊厳を保つ介助が求められます。
認知症の影響で、
対策:
他人に手伝われることがストレスになり、拒否につながる場合があります。
対策:
高齢者は集中力が低下し、途中で嫌になってしまうことがあります。特に冬場は衣類の種類が増え、着替えに時間がかかるため、疲れやすくなります。
対策:
関節が動かしにくい、バランスを崩しやすいといった身体的要因が影響している場合もあります。
対策:
着替えの拒否は、さまざまな要因が絡み合って起こります。原因を理解し、本人の尊厳を守りながら、無理なくサポートしていきましょう。
高齢者や要介護者にとって、水分補給は健康を維持するために非常に重要です。水分不足は、めまいや頭痛、脱水症状など、さまざまな体調不良を引き起こす可能性があります。この記事では、介護における水分補給の重要性、水分補給を拒否された場合の対処法、おすすめの飲み物などを詳しく解説します。
私たちの体の大部分は水分で構成されており、水分は体の機能を正常に保つために不可欠です。特に高齢者は、以下のような理由から水分不足になりやすい傾向があります。
これらの理由から、高齢者は脱水症状を起こしやすく、注意が必要です。
高齢者や要介護者が1日に必要な水分量は、約1,000〜1,500mlと言われています。ただし、個人の体重や活動量、健康状態によって異なるため、医師や看護師に相談して適切な量を把握することが大切です。
高齢者や要介護者の中には、さまざまな理由で水分補給を拒否する方がいます。そのような場合は、以下の方法を試してみましょう。
おすすめの飲み物:
避けるべき飲み物:
これらの飲み物は利尿作用や、アルコール分解に水分を大量に消費してしまう為、水分補給には不向きです。
水分は飲み物だけでなく、食事からも摂取できます。以下の食品を積極的に取り入れましょう。
高齢者や要介護者の水分補給は、健康維持に欠かせません。適切な水分補給の方法を理解し、安全で快適な生活をサポートしましょう。
平素より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
4月より、お客様の利便性向上のため、延長可能時間の単位を変更いたします。
従来は 30分単位 での延長でしたが、15分単位 での延長が可能となります。
今後も、より快適にご利用いただけるよう努めてまいりますので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
仙骨座りとは、椅子や車椅子に座る際、骨盤が後傾し、仙骨が座面に直接接触して支えている座位姿勢のことを指します。
この座り方は「ずり落ちそうな座り方」とも言われ、長時間続くと背骨への負担が増し、胸椎や腰椎の変形、褥瘡(床ずれ)のリスクが高まります。特に介護施設などで仙骨座りのまま長時間過ごすと、身体の変形や皮膚トラブルを引き起こしやすくなるため注意が必要です。
仙骨は脊柱の最下部に位置し、骨盤の一部を形成する骨です。通常の座位姿勢では、仙骨と座骨に均等に体重がかかります。しかし、仙骨座りになると仙骨に過度な圧力が集中し、褥瘡の原因となります。
また、高齢者の場合、寝たきりを防ぐための離床が推奨されていますが、車椅子での座位環境が適切でないと、仙骨座りが慢性化し、二次的な健康被害を引き起こすことがあります。
仙骨座りが続くと、体幹の筋緊張が亢進し、より不良姿勢を助長します。これにより、呼吸や内臓機能の低下、腰痛の発生リスクが高まります。
長時間仙骨座りのままでいると、仙骨部への圧力が高まり、皮膚の血流が悪化することで褥瘡が発生しやすくなります。
仙骨座りの姿勢で食事をすると、頭部が後方に傾きやすくなり、誤嚥のリスクが上昇します。誤嚥性肺炎の原因にもなるため、座位姿勢の調整が重要です。
仙骨座りの主な原因として以下が挙げられます。
特に車椅子の選定が適切でない場合、無意識のうちに仙骨座りになりやすくなります。
仙骨座りを防ぐためのポイントは以下の通りです。
適切なクッションを使用することで、仙骨座りを予防できます。
特に車椅子の座面が硬く、滑りやすい素材の場合、適切なクッションを導入することで座位姿勢の安定が期待できます。
高齢者の仙骨座りは、長時間続くと健康リスクが高まり、褥瘡や誤嚥の原因になります。そのため、
を行うことが重要です。
介護やリハビリの現場で適切な対策を講じることで、高齢者が快適に過ごせるようサポートしていきましょう。
寝たきりの高齢者は、自分の意思で身体を動かすことが困難なため、適切な知識がないと症状の悪化を招くことがあります。ここでは、自宅で介護する際に注意すべき5つのポイントを紹介します。
寝たきりの状態では、同じ姿勢が続くことで「床ずれ(褥瘡)」が発生しやすくなります。皮膚の一部が持続的に圧迫を受け、循環障害が起こることで壊死してしまう症状です。
床ずれを防ぐためのポイント
特に高齢者の皮膚はデリケートなので、小さなシワや衣類の締め付けにも注意しましょう。
長期間寝たきりの状態が続くと、筋力や関節機能が低下し、「廃用症候群(生活不活発病)」を引き起こします。
予防のための対策
高齢者の食事では、誤嚥による肺炎のリスクが高まります。誤嚥とは、飲み込む力が衰え、食道を通るべきものが気管に入ってしまう状態です。
誤嚥を防ぐためのポイント
また、食欲が低下している場合は、噛む力や飲み込む力が衰えている可能性があるため、食事の形態を工夫することも大切です。
寝たきりの方の排泄介助では、プライバシーや自尊心を傷つけないよう注意が必要です。
排泄ケアのポイント
おむつ交換の際は、肌が湿ったままにならないようにしっかり拭き取ることが大切です。また、便が尿道に入らないよう拭き方にも注意しましょう。
寝たきりの方は入浴が困難になるため、皮膚免疫の低下による床ずれや感染症のリスクが高まります。
身体を清潔に保つ方法
清拭には、血行促進やリラックス効果があり、床ずれの早期発見にもつながります。また、訪問入浴介護を利用すると、看護師のサポートを受けながら入浴できるため安心です。
寝たきり介護では、
が重要なポイントとなります。
ご家族や介護者にとっても大変な負担がかかるため、介護サービスの活用も視野に入れながら、無理のない介護を心がけましょう。